2024.04.08
大腸内視鏡は、先端にカメラが付いた細いスコープのことで、大腸内部を観察できる医療機器です。
大腸内部にポリープや異常を検出したら、必要に応じてその場で切除術を行うことが可能です。
大腸内視鏡検査は、以下のような人に推奨されています。
①大腸がんの家族歴がある人家族に大腸がんやポリープの既往歴がある場合、リスクが高まる可能性があります。家族歴がある場合は早めに大腸内視鏡検査を受けることが推奨されます。
②大腸がんの兆候や症状、主に便秘や下痢の持続、腹部の痛みなどがある人特に、血便症状があった場合は急を要する場合もあります。
③健康な成人でも、40歳前後からは大腸がんのリスクが高まるため、内視鏡検査を受けることが推奨されています。ポリープは急激に大きくなり癌化する場合もあるため、特に重大な症状がなくても、定期的な検査を継続的に受けることが推奨されています。
④肥満、喫煙、過度のアルコール摂取、糖尿病など、大腸がんのリスクを増加させる要因を持つ人は、医師との相談のもとで、検査を検討することも重要です。
大腸ガンは日本人に最も多いとされるガンですが、早期に発見すれば予後が良く完治できるガンとも言われています。症状が出てからでは手遅れだったり、大掛かりな入院手術治療が必要だったりするケースもあるため、医師との相談のもとで個々のリスクや状況に基づいて適切な検査スケジュールを決定することをお勧めいたします。m1